身体的健康の要諦
健康とはバランスであり、全体である。 語られる際には、部分的に語られる傾向にある。 マーケティングにより、商品やメソッドは知られても、背景にあるコンセプトや全体感までは伝わりきらない。 手段に溺れ、目的を見失っていては意味がない。
健康の要諦
健康を一言でいうならば、血である。
生きとし生ける物、血が体の中を循環している。 栄養を運んだり、不純物を取り除いたりしてくれる。 代謝のためには、血が必須だ。
一般的に、健康に重要だと言われることは血を良くすることに繋がっている。 例えば、運動や、ストレッチ、マッサージ、体を温めることは、血の流れを良くする。 運動不足により、血の流れが滞ると痛みや寒気等が生じる。 他方で、低糖質、ヴィーガン、ゲルソンといった食事法は血の構成要素を良くすることを目的とする。
階層にすると以下のようになる。
血
├── 流れを良くする
│ ├── 運動
│ └── その他(体温維持/姿勢・呼吸/マッサージ・ストレッチ)
└── 構成要素を良くする
├── 光
└── 食事(栄養、血糖値スパイク、マクロファージ)
概説
以下を簡単なヒントとする。
血流
流れを生み出す第一要素は、運動である。 “さぁランニング行きましょう"とかではなく、活動、動くこと全般を意味する。 アクティブカウチポテトという状況をさける意味でも、強度よりは、頻度を意識する方が良い。 人間は、時代が変化しようとも、腐っても、動物である。
運動をベースとして、補助的に、マッサージなどその他の要素を取り組むと良い。
アクティブな運動例
基本は、全身運動(ランニングやサイクリングなど)が良い。 筋力トレーニングは、目的に合わせて取り組み、筋骨格のバランスを崩さないように注意する。
- 有酸素運動: ウォーキング、ランニング
- 筋力トレーニング: スクワット、もも上げ、腹筋、腕立て伏せ、calisthenics
- その他: ぷるぷる体操(3分くらい全身をぷるぷるさせる)、全身ストレッチ
体温維持
- 冷たいものは取らず、温めてから飲み物を飲む。黒糖生姜紅茶とか。
- 陰陽の考えを取り入れる(体温を温めるためには、ナッツとか、乾姜がいいとか)
- 寒い季節は特に、腹巻きをする。
構成要素
光
太陽光などを浴びることで、メラトニンが抑制され、概日リズムが修正される。 また、紫外線(B波)を浴びることで、ビタミンDが合成される。
太陽光を浴びることができない環境の場合は、光治療に取り組む。
食事例
糖質ダイエットという言葉が流行っている?が、重要なことは痩せる痩せないではない。 血糖値が寿命に関連するという点が重要だ。
血糖値を上げるホルモンは複数あることに対し、血糖値を下げるホルモンはランゲルハンスで分泌されるインスリン1つしかない。 血糖値スパイクは体に負担をかけるように思う。 さらに、インスリンの分泌が老化と関連するという事象は、人間も例外ではない。 血糖値スパイクを避けるなど、血糖値の管理が健康や寿命に寄与するだろう。 とは言うものの、低血糖ならいいというわけではない。
具体的には、
- バランス(食物繊維を取ること、主食を取りすぎず、タンパク質等も取る)
- お腹いっぱい食べすぎない(お腹が減ったら何か食べればいい)
- 食後の軽い運動(食後30分~90分が血糖値が上昇しやすい)
- 食事回数を減らす
まとめ
具体的な方法は、千差万別、百人百様、十人十色、三者三様といえる。 特に決まりはないように思う。 様々な健康法が発表されているが、端的に言えば、取り組みやすさと相性が重要だろう。 全体感を把握しておくと、実践しやすいだろう。